下記のような場合は人工授精の適応と考えられます。
- 1)
精子-頚管粘液の適合性が不良な場合
精子の子宮内移動が妨げられている状態のため適応になります。 - 2)
抗精子抗体陽性の場合
抗精子抗体は、男性と女性のどちらにある場合も精子が頸管内を通過しにくくなるため適応となります。 - 3)
精液不良例
精液減少症、精子減少症、精子運動性不良、精子無力症など、精子に問題がある場合に適応となります。 - 4)
頚管粘液減少
精子が通過しにくくなるため適応となります。 - 5)
性交障害
男性あるいは女性の性器に形態異常や機能異常があり、性交が難しい場合に適応となります。最近ではこのケースが増えています。 - 6)
機能性不妊
原因不明の長期不妊の場合も適応となります。